緋の河

緋の河 桜木紫乃
あらすじ
男として生まれた。
でも、あのおねえさんみたいな、
きれいな女の人になりたいな――。
蔑みの視線も、
親も先生も、
誰に何を言われても関係ない。
「どうせなるのなら、この世にないものにおなりよ」
その言葉が、生きる糧になった。
カルーセル真紀さんをモデルにした小説。
いまでこそ、
LGBTのことは理解され始めようとしてますが、
彼女が産まれた時代、
そして生きた時代は偏見が凄かったことでしょう。
(いまも生きてらっしゃいますが)
そんな時代をなりたい自分になる、
突き進んだ作中の彼女の生き方に
ある種の清々しさを感じました。
作中のそれぞれの人物の悲哀・哀愁、
桜木さんの文章が優しく包んでくれます。
お薦めの本です。
す~ちゃん、久しぶりの登場です。


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